どうも、短時間FXトレーダーのつんたろーです。
今日は、誰もが陥りがちな、FXトレードの勉強に対する間違った考え方について、ちょっと私の考えを書いてみようと思います。
↓ひとポチ応援お願いします♪
にほんブログ村
なぜFXトレードの勉強をするのか
みなさんは、なぜFXトレードの勉強をするのか、その理由を考えたことはありますか?
大きな理由は、おそらく全てのトレーダーに共通する理由である「FXトレードで勝つため」だと思います。
では、「FXトレードで勝つため」に、勉強で何を身につけようとしていますか?
こう考えたとき、「これからの相場がどう動くのか知る方法」を身につけようとしている人が多いのではないでしょうか。
これは、私も例外ではありませんでした。
色々とFXトレードの勉強をしていましたが、結局のところは、「こういうチャートの形になったら、その後は、こう動く!」的な知識や方法を身につけて、エントリーポイントや利食い、損切りのポイントを判断できるようになろうとしていました。
未来の相場がどう動くかは、誰にも分らない
ただ、この「これからの相場がどう動くのか知る方法」を身につけるという勉強に、1冊の書籍に出会って、疑問を感じ始めました。
その書籍は、マーク・ダグラスという人の書籍。ちょっと記憶が定かではありませんが、確か「規律とトレーダー 相場心理分析入門」か「ゾーン — 相場心理学入門
」のどちらかだったと思います。
この書籍の中では、「過去の相場と全く同じ動きをするためには、その時の相場に参加していた全ての人が、欠けることなく参加し、かつ、全ての人が当時と同じ考え方で、同じ行動をとらなければいけない」的なことが書かれていました。
普通に考えたら、そんなこと不可能。
これはつまり、ある程度の傾向はあるにしろ、相場の動きは完全にランダムであり、未来の相場がどう動くかなんてことは、誰にも分らないことを意味しています。
これを知ったとき、自分がFXトレードの勉強で手に入れようとしているものが、幻想だということに気がつきました。
FXトレードの勉強で身につけられるもの
では、FXトレードの勉強をすることで、何を身につけることができるのか。
その答えは、私が考える限り、インジケーターの使い方や今後の相場の動きの選択肢(可能性)程度です。
決して「こういうチャートの形になったら。こう動く!」といった、相場の動きの「答え」を見つける知識や技術ではないんです。
それに気づくことができず、そのまま「相場の動きの答えを見つける知識や方法」を求め続けていると、きっと、決して終わることが無い、聖杯探しの旅に出発することになるでしょう。
逆に、FXトレードの勉強とは「インジケーターの使い方や今後の相場の動きの選択肢(可能性)を身につける」程度のことだと理解できれば、FXトレードの勉強というのは、少し気楽なものになりませんか?
答えが見つからないからと、焦ったり、ストレスに感じたりする必要がなくなりますからね。
FXトレードの勉強は、検証作業とセットで始めて役に立つ
じゃあ、FXトレードの勉強は、そこまで重要ではないのか。
そんなことは、ありません。
確かに、FXトレードの勉強で得た知識や方法そのままでは、トレードで勝つために使えるとは言えません。しかし、その知識や技術をもとに、検証作業を実行した場合、非常に重要な意味を持ってきます。
- 移動平均線で反発したところを狙う
- こういう相場の場合、このライン抜けを狙う
- このチャートパターンだと、こう動く可能性がある
などの知識や技術を、過去のチャートに当てはめて検証作業を行い、実際にその知識や技術に従って行動した場合に、どういう結果になるのか、確認する。
勝つのか?
負けるのか?
その確率はどれくらいなのか?
この検証作業によって、単なる知識だったものが、FXトレードで勝つための裏付けを伴う武器に変化する。
つまり、FXトレードの勉強は、検証作業を行うことで初めて、実戦で利用する価値がある知識に変化するわけです。
まとめ
もし、「FXトレードの勉強をやっていれば、未来の相場の動きが理解できるようになる」と考えているのであれば、その考え方は捨ててください。
FXトレードの勉強で身につけられるのは、薄っぺらくて、確実性の無い、知識や方法程度です。
ただし、そこに検証作業という行動が加わることで、実戦でも十分に利用可能な、裏付けされた知識や方法に進化します。
なので、単に「FXトレードの勉強をしなくては!」と考えて、それにだけ時間を使うより、ぜひ、検証作業にも十分な時間をつくって、勝つためのFXトレード技術を身につけていきましょう!